タイトルの意味は特にない。単純に六甲おろしの「颪(おろし)」と「虱(しらみ)」の字が何となく似ていると感じたからつけた。タイガースファンがこのタイトルを見れば、「おちょくっとんのか」とおしかりを受けるかもしれない。しかし、あくまで勝手に考えただけで、タイガースバッシングをするブログではないので安心して欲しい。
では、なんで六甲をタイトルにつけたのか。それは私が六甲出身だからというだけに過ぎない。生まれて23年間、六甲に生まれ六甲で育った。大学を卒業して東京に移ったものの、人生の大半は六甲の土が身にしみこんでいる。初めてのブログ書き込みは、私の育った六甲で進めたい。
六甲の特徴を言葉で表せと言われれば、私は「中くらい」と表現する。阪神間は阪急が上流、JRが中流、阪神が庶民的と、所得格差や雰囲気で揶揄される。もう少し踏み込めば東西間でも同じような位置づけで捉えられる。阪神間でいえば、六甲の東隣、御影から岡本、芦屋、夙川あたりは「阪神モダニズム」といわれるとおり、高級邸宅街が広がっている。一方、西隣の大石、西灘、春日野道は神戸製鋼や川崎重工が工場を構えていたところから、工場町が形成されている。六甲はいわば、邸宅街と工場町の間、中流の人々が住む町として形成されているといえる。百聞は一見にしかず。マンションや団地のレイアウト、普段買い出しに出るスーパー、小学生の服装、どれをとっても六甲の人たちは中間層を象徴するような生活を送っている。
この土地で育った人たちの視点は、見事に真ん中だ。裕福な暮らしを満喫するわけでもなく、かといってどん底から這い上がろうとする馬力があるわけでもない。良くも悪くも、中流維持、関西流に言えば「がめつくない」。この感覚は、自分自身を振り返りひしひしと思い知らされる。
もっとも、この感覚を嫌がることはすこしもない。変えようとも思わない。これから仕事やプライベートで様々なことに出くわしても、「中くらい」思考で決めていこうと思っている。これからブログで書くこともこの思考、視点で書き進めるつもりだ。このブログに立ち寄った方々は、当たり障りがなくつまらないと思われるかもしれない。その点は、ここで書いたとおり、六甲の気風の持ち主が感じている、「中くらい」の感覚として受け止めていただけると、私自身本望である。
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